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四季中心の観劇ブログ、時々「競馬」と「デジイチ」に「関ジャニ∞」ネタ。
by piramasa
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今年の遠征始『美女と野獣』感想③ 佐野さん汐留にカムバック!

【ご注意!】
このスレは1月7日・8日に観た『美女と野獣』の感想です。
…って書かなくても大丈夫かと思いますが念のため。

「寺田マスター、ハードゲイ疑惑(違)」から話を元に戻そう。
佐野さんは一つ一つの動作に大変気を配っているのがわかるが、二幕目は特にそれがよくわかる。
ベルに「助けてくれてありがとう」と言われたところ、ここから後が一気にしおらしく?なったのが良かった。
きっと、この一言でベルを本当に好きになったんだろう。「ありがとう」と言われて悪い気がしない人間はいない。ましてやビーストは城の主であり、王子。
人のためにした行為で「ありがとう」と言われたことはそうそうないだろう。佐野さんのビーストはそこまで思いを馳せることができて、凄い。



さて、「お二人さん、スープはいかが?」の後。
下手でベルが「何かが変わった♪」を歌っている間、上手ではビースト、コッグスワース、ルミエール、ミセス・ポットが談合…、いや違う、打ち合わせをしているが7日の席だと右斜め前方にいたので、会話の内容がきちんと聴こえてきたのが面白かった。
一番声が大きかったのはコッグスワースだったかな?
このあたりになると召使の皆さんたちの言動が光ってくる。
もはや召使ではなく、そして我が身可愛さではなく、一人の友人として、先輩として恋を応援する。多分ご本人たちは、そういう意識はないのかもしれないけど。

個人的感想。
図書館まるごとプレゼントは、私も嬉しいなあ。
思い返してみれば小学生から高校生まで、図書館・図書室の常連だった。
大学に入ってからはレポートや卒論のために通ったが、それでも興味のある本にぶつかると本来の目的を忘れて読みふけったものだった。
子どもの頃、知識はすべて新聞や書籍から得た。ひいてはそれは適切な言葉の使い方まで学ぶことができたと思う。Web全盛のこのご時勢、アナログとデジタル、うまく使い分けられればいいのに。
「イマジネーションを働かすの!」とはベルの言葉だけど、まったくもってそのとおり。アーサー王の話をベルが読むくだりの終盤は私もグッときた。本当に朗読に適した話だと思う。
そうそう、ここでビーストが恐る恐るベルの手をサンドイッチ?にするところは、いつ観ても微笑ましくて好きだなあ。大抵「人間に戻りたい」で泣きが入った後だしね…。

ベルとの食事前に身づくろいをするビーストとコッグスワース・ルミエールのやりとりも好きな場面。ここも佐野さんと柳瀬さんで微妙に受ける印象が違うのが面白い。
佐野さんは、プライドが邪魔をしている感じ。
柳瀬さんは、「よし行くぞ!…ああ~でも恥ずかしい!」とあくまでストレート。
どちらにしても、はるか昔の自分を見ているようで…(遠い目)。
ベルの登場の仕方もうまい演出だなあと、いつ観ても感心する。
ところで前の場面の「ピンクだ!」のドレスと言い、あのドレスは一体誰が着ていたものだったんだろう。

さて夕食場面は、最前列で観て良かったと思うことのオンパレード。
大体「美女と野獣」のイントロが流れた瞬間に鼻水つきで涙が出ましたもの。
まず尻尾を「んしょっ!」と出して椅子に座るビーストに「ぷぷっ♪」
いやー佐野さんって、お尻の形がいいなあ…(爆)。
「踊りなさーい!!」が間近で観られたのにも感動。
…バカ話はさておき、ここは佐野さんの表情や仕草で感情がダイレクトに伝わってきた。「行って」と促すところなんて佐野さんの真骨頂と言ってもいいかもしれない。
「愛せぬならば」のリプライズは、佐野さん本当に泣いていた。顔や心は泣いていても声が泣いていないのはさすがだ。
ただ…見えてはいけないものまで見えてしまった。…鼻水が…。
そして私も鼻水を盛大にすすりながら泣きましたとさ。

我ながらあきれるほど「イイ男♪」、もとい、終わらない。
絶対次で終わらせよう…、ファイト!
by piramasa | 2006-01-23 21:18 | 芝居感想