『屋根の上のヴァイオリン弾き』感想② 役者って凄いねえ
何故月曜日のこんな時間にのんきにブログなどやっているかと言うと、
一応今日は風邪で会社を休んでいるからである。
昨日からどうも調子が悪くて、今朝目が覚めてみたら体が言うことをきかない。
会社に連絡を入れて一眠りしたら、あら不思議、起き上がれるわ(本当)。
そんな勢いで『屋根ヴァイ』感想続き。
11日の席は1階席前から2列目(XB列)上手ブロック。
取れる時ってとんでもない席が取れるものなのね。
さてこの演目もオーケストラピットは舞台上にいる模様。
かすかにチューニングの音が聴こえてくる。
なぜかトランペットが「展覧会の絵」のプロムナードを吹いていた。
ちなみにオーケストラはどこにいたかと言うと、上手奥土手セットの下だった。
市村さんが出てきただけで拍手が起きるとは、さすが東宝ミュージカル。
本当に屋根の上にいるヴァイオリン弾き(日比野さん)が、
私の席からだと本当に高いところにいるので落ちやしないかとちょっとドキドキ。
さて冒頭の「伝統(しきたり)の歌」からいきなり度肝を抜かれた。
※左上「vol.2」→「トラディション」(原題)で聴けます。
1回聴いて覚えられるメロディーなんてそうそうないだろう。
実はいまだに「しきたり~♪」が頭の中でこだましていて、
うっかりすると口ずさんだりしてる私。
しかもあまりの迫力に、ここで早くも涙が出た。近くで観るっていいなあ!
反面こういう群舞の場面は1階後方か2階席で観たいとも思った。
つづく場面、あとになってみればうまく筋を売っているなあと思った。
特にチャヴァは読書好きと言うエピソード。
これがいい伏線になっていたワケで、こういう所に気がつくと感動もひとしおだ。
一番良かったのは浅茅さんのゴールデ。いそうだよ、あんな母ちゃん。
生活感が溢れていながら、それなりにキレイなのがいい。
それから3姉妹。
ツァイテルの匠ひびきさん。宝塚トップの肩書きの割には地味かな?と思ったが、
この芝居、誰か1人が浮いちゃったらアウトだからこれでいいのか。
観終わってみると、正攻法で役作りをしている印象が残った。
この先続けて色々な役を観てみたいと思う。
そうそう、匠さんは静止した時のポーズが実にキレイだった。
もっと言うなら出演キャスト中一番キレイだった。
さすがタカラジェンヌ、こういうところで基礎の違いが出るんだなあ。
ホーデルの剱持たまきさん。
名前は知ってるが観るのは初めて…と、ここ数ヶ月のパターン。
確か4月に取れた『レ・ミゼラブル』、この人がコゼットの日だな…。
パーチックと別れる場面で何を考えているのかわかりづらいのが残念だったが、
正直言うと歌より表情が印象に残ったのも確かだ。
で、その「ピーチクさん」(by市村パパ)じゃなくてパーチック吉野さん。
こんなイケメンな反体制派の学生さんって反則じゃありません?
経歴を見れば四季にいたこともあるそうで、
そう知識を蓄えて2幕目を観ると、しゃべり方が開口チックかも。
しかも1幕目のパーチックは上手のポジションが多くって、
…ちょっと見とれてたのはワタシ。
そう言えばテヴィエがパーチックにあげるチーズ、あれ本物なのね。
本当に食べていましたもの。
順番を戻してチャヴァの安倍麻美さん。意外にも良かった。
確か初舞台のはずだけど歌や演技がどうこうではなく、随分舞台慣れしている印象を受けたのでこれはすごい舞台度胸の持ち主だなと思った。
博多座の1ヶ月を乗り切ったと言うことが自信になったのかしら。
個人的には次の再演の時にもチャヴァであれば、その時の方が楽しみだな。
忘れちゃいけない、ツァイテルの婿さんモーテルの駒田さん。
いやー情けなくていいねえ!←ほめてます。
「しがない仕立て屋にも幸せになる権利はあるんです!」はもっと良かった。
そう言えば駒田さんもレミゼのテナルディエでお目にかかる予定。
…んっ!テナルディエ?あわててレミゼのチラシを見たら「この人は誰?」
顔つきが全然違う!ははは、役者って凄いねえ…。
気がついたら役者の話になっていた…。まだ続きます。
一応今日は風邪で会社を休んでいるからである。
昨日からどうも調子が悪くて、今朝目が覚めてみたら体が言うことをきかない。
会社に連絡を入れて一眠りしたら、あら不思議、起き上がれるわ(本当)。
そんな勢いで『屋根ヴァイ』感想続き。
11日の席は1階席前から2列目(XB列)上手ブロック。
取れる時ってとんでもない席が取れるものなのね。
さてこの演目もオーケストラピットは舞台上にいる模様。
かすかにチューニングの音が聴こえてくる。
なぜかトランペットが「展覧会の絵」のプロムナードを吹いていた。
ちなみにオーケストラはどこにいたかと言うと、上手奥土手セットの下だった。
市村さんが出てきただけで拍手が起きるとは、さすが東宝ミュージカル。
本当に屋根の上にいるヴァイオリン弾き(日比野さん)が、
私の席からだと本当に高いところにいるので落ちやしないかとちょっとドキドキ。
さて冒頭の「伝統(しきたり)の歌」からいきなり度肝を抜かれた。
※左上「vol.2」→「トラディション」(原題)で聴けます。
1回聴いて覚えられるメロディーなんてそうそうないだろう。
実はいまだに「しきたり~♪」が頭の中でこだましていて、
うっかりすると口ずさんだりしてる私。
しかもあまりの迫力に、ここで早くも涙が出た。近くで観るっていいなあ!
反面こういう群舞の場面は1階後方か2階席で観たいとも思った。
つづく場面、あとになってみればうまく筋を売っているなあと思った。
特にチャヴァは読書好きと言うエピソード。
これがいい伏線になっていたワケで、こういう所に気がつくと感動もひとしおだ。
一番良かったのは浅茅さんのゴールデ。いそうだよ、あんな母ちゃん。
生活感が溢れていながら、それなりにキレイなのがいい。
それから3姉妹。
ツァイテルの匠ひびきさん。宝塚トップの肩書きの割には地味かな?と思ったが、
この芝居、誰か1人が浮いちゃったらアウトだからこれでいいのか。
観終わってみると、正攻法で役作りをしている印象が残った。
この先続けて色々な役を観てみたいと思う。
そうそう、匠さんは静止した時のポーズが実にキレイだった。
もっと言うなら出演キャスト中一番キレイだった。
さすがタカラジェンヌ、こういうところで基礎の違いが出るんだなあ。
ホーデルの剱持たまきさん。
名前は知ってるが観るのは初めて…と、ここ数ヶ月のパターン。
確か4月に取れた『レ・ミゼラブル』、この人がコゼットの日だな…。
パーチックと別れる場面で何を考えているのかわかりづらいのが残念だったが、
正直言うと歌より表情が印象に残ったのも確かだ。
で、その「ピーチクさん」(by市村パパ)じゃなくてパーチック吉野さん。
こんなイケメンな反体制派の学生さんって反則じゃありません?
経歴を見れば四季にいたこともあるそうで、
そう知識を蓄えて2幕目を観ると、しゃべり方が開口チックかも。
しかも1幕目のパーチックは上手のポジションが多くって、
…ちょっと見とれてたのはワタシ。
そう言えばテヴィエがパーチックにあげるチーズ、あれ本物なのね。
本当に食べていましたもの。
順番を戻してチャヴァの安倍麻美さん。意外にも良かった。
確か初舞台のはずだけど歌や演技がどうこうではなく、随分舞台慣れしている印象を受けたのでこれはすごい舞台度胸の持ち主だなと思った。
博多座の1ヶ月を乗り切ったと言うことが自信になったのかしら。
個人的には次の再演の時にもチャヴァであれば、その時の方が楽しみだな。
忘れちゃいけない、ツァイテルの婿さんモーテルの駒田さん。
いやー情けなくていいねえ!←ほめてます。
「しがない仕立て屋にも幸せになる権利はあるんです!」はもっと良かった。
そう言えば駒田さんもレミゼのテナルディエでお目にかかる予定。
…んっ!テナルディエ?あわててレミゼのチラシを見たら「この人は誰?」
顔つきが全然違う!ははは、役者って凄いねえ…。
気がついたら役者の話になっていた…。まだ続きます。
by piramasa
| 2006-02-13 14:15
| 芝居感想