『十二夜』マチソワ顛末記 迷い道、公爵萌え(意味不明)
19日マチネとソワレの間に栄の地下街をフラフラしていたら、「先着15名様までパラフィンパック無料」なんてポスターを見つけた。
「無料」と言う単語に弱いのは人間の常、ボケッと眺めていたらお店の人に「やっていきませんか?」と声をかけられたのでお言葉に甘えてやってもらうことにした。
やってもらったのは手、パラフィンをまとった手にラップをかぶせてさらに手袋をかぶせ放置すること15分ぐらい。手の先からじわじわと温まってきて気持ちがいい。
ところで「無料」には当然裏があるわけで、系列店でやっている「アロマフェイシャル」だの「タラソテラピー」だのの体験チケットを勧められた。首都圏にも店舗があればねえ。
…と思っていたら
「どちらにお住まいですか?」「え、あの横浜です」。
ここで終わらせておけばいいものを、つい余計なことを言ってしまった。
「中日劇場へミュージカルを観に来ました」
「すごいですねー!じゃあお給料の大半はお芝居に使っている感じなんですか?」
…よくおわかりで(滝汗)。
この後、同じミュージカルをもう一度観ますとはさすがに言えませんでした。
ちなみに体験チケットは2,100円、かなり破格のお値段だったのでたまには脳みそ以外(笑)のところにもお金をかけるか…と渋谷店でタラソテラピーをやってもらうことにした。
これで店舗やスタッフの雰囲気が良ければフェイシャルもやってもらうかな。
【4場 イリリアの街の広場】
ところで『十二夜』の指揮はあの塩田さん。
私は『ジキル&ハイド』『レ・ミゼラブル』で耳にしているがその名演技?にお目にかかったことがなかった。
なにせジキハイはオケが舞台後方左右にいたのでその振りっぷりは拝めず、レミゼは幕が閉まって拍手を煽っているのが見えた程度。
この日は「ダンス!ダンス!ダンス!」でオケピから思いっきり顔を出して客席を煽るわ、マエストロ自らサンバホイッスル鳴らすわ…。
何者なんだこのマエストロは。
かくしてマエストロ塩田の真の姿?をやっと拝むことができたのでした。
ところでこの曲は舞台上にセットドラムとティンパニが登場して演奏を聴かせると言う、私の好きな演出があった。曲調がサンバだし視覚要素もないとね。
客席にも役者が降りてきて煽っていたが、ソワレで「はるパパ」治田さんがお父さんの膝の上で観ていた男の子をかまっていたのが微笑ましかった。
【5場 オーシーノー公爵の館】
見事館にもぐりこんだシザーリオ(=ヴァイオラ)が初めてオーシーノー公爵に逢って惚れてしまう。
ある意味『十二夜』最初の山場なわけだが、肝心の惚れた瞬間がよくわからなかった。
コテコテのコメディなんだから『CFY』ばりにスポットあてて音楽を鳴らすぐらいやってもバチはあたらないと思うなあ。
それにしても綜馬さんって、何故あんなにも高貴なお方の格好が普段着であるかのように似合うのでしょう。その格好で劇場の外に出ても違和感は…、あると思うが「この人は普段からこうなんです」と言えば知らない人でも納得しそうだ。
この場面の最後でちょっとしたショートコントがあった。
シザーリオと公爵が手を延々とサンドイッチするのだけど、そのスピードがやたら速く、さらに公爵が一言何か言うのがどうやら日替わりみたいでおかしかった。
ちなみにマチネは「運動神経は良さそうだな」、ソワレは「そなた、美しい顔をしておるな」「ありがとうございます」「…どういたしまして」。
…公爵が「どういたしまして」って言っていいんですか!
【6場 オリヴィアの館】
執事マルヴォーリオの上條さんに別の意味でときめきました(汗)。
すごい存在感で出てくるのが結構楽しみだったりして。
そして個人的に羨ましい(爆)役回りのオリヴィアは映美くららさん。
あらー、かわいいねえ!
滅多に舞台の上の女優さんをかわいいと感じない私だが、映美さんは別だった。かつては月組の娘役トップか…。身のこなし、見せ方、さすがだわ。しかも真央さんとならんでも、むしろ堂々としているのが素晴らしい。
恋敵を美しいと讃えてしまうシザーリオ、アナタいい人ね…とは三十路女の独り言。
ところでオリヴィアがシザーリオに一目惚れする瞬間もわかりづらい。ここまでくるとわざとか?と思う。
【7場 イリリアの街の広場】
都合よく?イリリアに流れ着いたセバスチャン登場。
あああ、なんて貴族の格好が似合うの今さんったら!
綜馬さんのノーブルさが天然の資質だとすれば、今さんは長年の鍛錬の成果がにじみ出ていると言った感じ。
「友情とは」でその美声をうっとりと堪能致しました。デュエット相手のアントーニオ越智さんもいいお声で二重の堪能。…と思ったら越智さんのキャリアも錚々たるものだった。
次は『スウィーニー・トッド』に出るのね。チケット取れるかな。
続くマルヴォーリオの「わきまえが肝心」、客席に逃げてきた役者に私は思いっきり絡まれた。執事なだけあってマルヴォーリオはみんなに煙たがられているのだが、マチソワ共に通路側の席に座っていた私は「あの人怖いよねえ」とか色々話かけられて思わず相槌をうっておりました。ちなみにマチネで話しかけてきたのは、治田さんのブログで紹介されていた杉山さんと松本さんのカップルでした。←カニを持っていたのでわかった。
「お楽しみはこれからだ」、実は予習段階で一番最初に覚えたのがコレだった。
なぜかと言うと、出だしのメロディがベイスターズの応援で使っているのに似ていたから…。
それはともかく信号機のような衣装のサー・トービー安崎さん、アンドルー山形さん、フェービアン治田さんのトリオが大変面白かった。
安崎さんは来年のレミゼでテナルディエだっけ?うわー似合いそう。どこかで狙って取れるといいなあ。
【8場 オーシーノー公爵の館】
オリヴィアの館から手ぶらで帰ってきたシザーリオ相手に恋愛談義をする公爵閣下がかわいく見えたのは、ひとえに私がプチ公爵萌えしているからです(汗)。
ここでシザーリオの隣にするりと座ってしまう公爵、知らない人が見たら男の子を口説いていると思うぐらい接近しているのは(自主規制)。
もっともこの後の場面は実際観ると溜息が出た。
「自分の父の娘がある男を愛した」と人事のように語りながら実は自分の思いのたけを打ち明けるシザーリオが、なんと痛ましく見えたことか。
回想シーンで踊るヴァイオラとオーシーノー公爵、なんと幻想的で美しかったことか。
正に目の保養だった。ここも次観たらきっと泣くだろう。
でもオーシーノー家の家宝が「招き猫」ってどうなのよ?私もネコんじゃう…。
【9場イリリアの街の広場・オリヴィアの館の庭】
それまで喪服だったオリヴィアの服が、ハートマークのオブジェがついたドレスになっていたのには度肝を抜かれた。わかりやすっ!
ここでセバスチャンはアントーニオから財布を預かって退場。
今さんの素敵なところは、声がいいうえに台詞や歌詞がとても聴き取りやすいこと。
四季にいた時に相当きっちりとレッスンを受けてきたんだろうなあ。
四季にそのまま残っていたら、ラダメスとか保科とかやる役者になっただろうなあ。…やめた、こんなこと言っていたらキリがない。
「四重唱」はシザーリオ・オリヴィア・セバスチャン・オーシーノー公爵で。アタシ萌え死にしそうでした…。
やっと一幕目の感想終了。セバスチャン萌えの二幕目は今日中にあげられると思います。乞うご期待?
「無料」と言う単語に弱いのは人間の常、ボケッと眺めていたらお店の人に「やっていきませんか?」と声をかけられたのでお言葉に甘えてやってもらうことにした。
やってもらったのは手、パラフィンをまとった手にラップをかぶせてさらに手袋をかぶせ放置すること15分ぐらい。手の先からじわじわと温まってきて気持ちがいい。
ところで「無料」には当然裏があるわけで、系列店でやっている「アロマフェイシャル」だの「タラソテラピー」だのの体験チケットを勧められた。首都圏にも店舗があればねえ。
…と思っていたら
「どちらにお住まいですか?」「え、あの横浜です」。
ここで終わらせておけばいいものを、つい余計なことを言ってしまった。
「中日劇場へミュージカルを観に来ました」
「すごいですねー!じゃあお給料の大半はお芝居に使っている感じなんですか?」
…よくおわかりで(滝汗)。
この後、同じミュージカルをもう一度観ますとはさすがに言えませんでした。
ちなみに体験チケットは2,100円、かなり破格のお値段だったのでたまには脳みそ以外(笑)のところにもお金をかけるか…と渋谷店でタラソテラピーをやってもらうことにした。
これで店舗やスタッフの雰囲気が良ければフェイシャルもやってもらうかな。
【4場 イリリアの街の広場】
ところで『十二夜』の指揮はあの塩田さん。
私は『ジキル&ハイド』『レ・ミゼラブル』で耳にしているがその名演技?にお目にかかったことがなかった。
なにせジキハイはオケが舞台後方左右にいたのでその振りっぷりは拝めず、レミゼは幕が閉まって拍手を煽っているのが見えた程度。
この日は「ダンス!ダンス!ダンス!」でオケピから思いっきり顔を出して客席を煽るわ、マエストロ自らサンバホイッスル鳴らすわ…。
何者なんだこのマエストロは。
かくしてマエストロ塩田の真の姿?をやっと拝むことができたのでした。
ところでこの曲は舞台上にセットドラムとティンパニが登場して演奏を聴かせると言う、私の好きな演出があった。曲調がサンバだし視覚要素もないとね。
客席にも役者が降りてきて煽っていたが、ソワレで「はるパパ」治田さんがお父さんの膝の上で観ていた男の子をかまっていたのが微笑ましかった。
【5場 オーシーノー公爵の館】
見事館にもぐりこんだシザーリオ(=ヴァイオラ)が初めてオーシーノー公爵に逢って惚れてしまう。
ある意味『十二夜』最初の山場なわけだが、肝心の惚れた瞬間がよくわからなかった。
コテコテのコメディなんだから『CFY』ばりにスポットあてて音楽を鳴らすぐらいやってもバチはあたらないと思うなあ。
それにしても綜馬さんって、何故あんなにも高貴なお方の格好が普段着であるかのように似合うのでしょう。その格好で劇場の外に出ても違和感は…、あると思うが「この人は普段からこうなんです」と言えば知らない人でも納得しそうだ。
この場面の最後でちょっとしたショートコントがあった。
シザーリオと公爵が手を延々とサンドイッチするのだけど、そのスピードがやたら速く、さらに公爵が一言何か言うのがどうやら日替わりみたいでおかしかった。
ちなみにマチネは「運動神経は良さそうだな」、ソワレは「そなた、美しい顔をしておるな」「ありがとうございます」「…どういたしまして」。
…公爵が「どういたしまして」って言っていいんですか!
【6場 オリヴィアの館】
執事マルヴォーリオの上條さんに別の意味でときめきました(汗)。
すごい存在感で出てくるのが結構楽しみだったりして。
そして個人的に羨ましい(爆)役回りのオリヴィアは映美くららさん。
あらー、かわいいねえ!
滅多に舞台の上の女優さんをかわいいと感じない私だが、映美さんは別だった。かつては月組の娘役トップか…。身のこなし、見せ方、さすがだわ。しかも真央さんとならんでも、むしろ堂々としているのが素晴らしい。
恋敵を美しいと讃えてしまうシザーリオ、アナタいい人ね…とは三十路女の独り言。
ところでオリヴィアがシザーリオに一目惚れする瞬間もわかりづらい。ここまでくるとわざとか?と思う。
【7場 イリリアの街の広場】
都合よく?イリリアに流れ着いたセバスチャン登場。
あああ、なんて貴族の格好が似合うの今さんったら!
綜馬さんのノーブルさが天然の資質だとすれば、今さんは長年の鍛錬の成果がにじみ出ていると言った感じ。
「友情とは」でその美声をうっとりと堪能致しました。デュエット相手のアントーニオ越智さんもいいお声で二重の堪能。…と思ったら越智さんのキャリアも錚々たるものだった。
次は『スウィーニー・トッド』に出るのね。チケット取れるかな。
続くマルヴォーリオの「わきまえが肝心」、客席に逃げてきた役者に私は思いっきり絡まれた。執事なだけあってマルヴォーリオはみんなに煙たがられているのだが、マチソワ共に通路側の席に座っていた私は「あの人怖いよねえ」とか色々話かけられて思わず相槌をうっておりました。ちなみにマチネで話しかけてきたのは、治田さんのブログで紹介されていた杉山さんと松本さんのカップルでした。←カニを持っていたのでわかった。
「お楽しみはこれからだ」、実は予習段階で一番最初に覚えたのがコレだった。
なぜかと言うと、出だしのメロディがベイスターズの応援で使っているのに似ていたから…。
それはともかく信号機のような衣装のサー・トービー安崎さん、アンドルー山形さん、フェービアン治田さんのトリオが大変面白かった。
安崎さんは来年のレミゼでテナルディエだっけ?うわー似合いそう。どこかで狙って取れるといいなあ。
【8場 オーシーノー公爵の館】
オリヴィアの館から手ぶらで帰ってきたシザーリオ相手に恋愛談義をする公爵閣下がかわいく見えたのは、ひとえに私がプチ公爵萌えしているからです(汗)。
ここでシザーリオの隣にするりと座ってしまう公爵、知らない人が見たら男の子を口説いていると思うぐらい接近しているのは(自主規制)。
もっともこの後の場面は実際観ると溜息が出た。
「自分の父の娘がある男を愛した」と人事のように語りながら実は自分の思いのたけを打ち明けるシザーリオが、なんと痛ましく見えたことか。
回想シーンで踊るヴァイオラとオーシーノー公爵、なんと幻想的で美しかったことか。
正に目の保養だった。ここも次観たらきっと泣くだろう。
でもオーシーノー家の家宝が「招き猫」ってどうなのよ?私もネコんじゃう…。
【9場イリリアの街の広場・オリヴィアの館の庭】
それまで喪服だったオリヴィアの服が、ハートマークのオブジェがついたドレスになっていたのには度肝を抜かれた。わかりやすっ!
ここでセバスチャンはアントーニオから財布を預かって退場。
今さんの素敵なところは、声がいいうえに台詞や歌詞がとても聴き取りやすいこと。
四季にいた時に相当きっちりとレッスンを受けてきたんだろうなあ。
四季にそのまま残っていたら、ラダメスとか保科とかやる役者になっただろうなあ。…やめた、こんなこと言っていたらキリがない。
「四重唱」はシザーリオ・オリヴィア・セバスチャン・オーシーノー公爵で。アタシ萌え死にしそうでした…。
やっと一幕目の感想終了。セバスチャン萌えの二幕目は今日中にあげられると思います。乞うご期待?
by piramasa
| 2006-08-26 21:23
| 芝居感想