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四季中心の観劇ブログ、時々「競馬」と「デジイチ」に「関ジャニ∞」ネタ。
by piramasa
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『十二夜』千秋楽② カテコは煽動と共に

『十二夜』の初演は3年前、帝国劇場だった。
当時はセリやらイリュージョンやら大掛かりな仕掛けがあったようだが、中日劇場バージョンを観てしまうとなくてもいいんじゃないかと思う。
大体どこでそんな仕掛け使ったのやら。
本田美奈子さんがやった「猫」は原作にはない役だそうだが、CDで聴くと正に鍛錬の賜物と言う表現がピッタリの声に改めて感嘆する。
さて今回「猫」のソロ部分はどうなっていたかと言うと、
・3匹の「猫」が歌い継ぐ構成
・プロローグの「十二夜」は道化が加わって4人で斉唱
・「古い恋歌」が本編からカットされたかわりに、アントラクトでフルート演奏される
もちろん私も美奈子さんの声で聴きたかったとは思うが、こればっかりは…ねえ?
「十二夜」で道化(川崎麻世)の声が伴奏のように流れるのも悪くはない。
川崎麻世、舞台上ではいい男なのになあ…(以下自粛)。



わずか9日間でマチソワ含め3回観た感想。
話は原作がしっかりしているので言うまでもないが、やはり配役のバランスがいい。
3回も観てしまったのは言うまでもなく今さん目当てだが、適材適所な配役に思わぬ楽しみを見つけたことも声を大にして書いておきます。

その筆頭は信号機のような衣装の3人組、策略家サー・トービー(安崎さん)、一本芯の通ったお馬鹿ちゃんアンドルー(山形さん)、日和見フェービアン(治田さん)。このお三方かなりウケました。
それからアントーニオの越智さん。シザーリオとアンドルーの決闘を止める時「この若者に落ち度があるなら…」と歌うその声の素敵なこと!
ヤマトとかサイボーグ009のテーマを歌っていただきたいぐらい…。←相変わらず年代がばれるたとえ
この先観ようかどうか迷うような芝居に遭遇した時、この4人の誰かが出るなら観ようかな。
そんな気にさせてくれる味わい深い役者を知ることができたのは良かった。
手始めに来年のレミゼ、どこかで安崎テナルディエの回を観ようと早くも算段中…。

えっとそれから…、ごひいき丸出しで書かせていただきます。もちろん今さんのお話。
今さんってホントに表情がいい。オーバーでも無表情でもなく、正に役の表情。
プログラムの稽古風景の写真は本当に普通の人だから、なおさらすごいと思う。
初めて今さん(のジャベール)を観た時に漠然とは思っていたが、セバスチャンを見て改めて思った。
正面から役作りする人なんだな、と。もう少し凝った言い方をすると、役に近づくタイプの役者だと。
だから素顔と舞台の顔が全然違うし、同じ舞台上でも役が変わるとまた顔が違う。
まだ歴が浅いが、今さんのファンになれて良かったなあ。
つくづく名古屋2往復した甲斐がありました。

さてカテコ。
劇中のハイテンションがそのまま移行したかのような手拍子に千秋楽を感じていたら、プリンシパルが出てきたあたりで例の外国人男性(以下勝手に「ジョージ」。なんとなく)が「ブラヴォッ!」を叫びながらスタンディングした。
あの体格で立たれたら真後ろの人大変だろうなあと余計なことを考えつつ、私はカテコ2回目あたりで立とうかな。そう思っていたら!
なんとジョージが後ろを向いて後方の客に身振りで「立って立って!」と煽りだした!それをきっかけに1階後方はカテコ1回目で総立ちに近い状態に…。
そうこうしているうちに会場のあちこちから「真央さーん!」の声が聴こえてきた。しまいにゃ1階後方から前方に移動する人まで現れる始末。
この盛り上がりの3分の2はジョージの煽動のおかげだよな…。
カテコ自体は5回ぐらいあったかな。ご挨拶こそなかったものの、役者全員とてもいい顔していて、とりわけ綜馬さんが満面の笑みをうかべていたのが印象的だった。
今さんの「壁塗りバイバイ」は健在で、最後の最後は真央さんと一緒になって閉まって行く幕から顔を出さんばかりの勢いでバイバイをしてくれました。さすが双子の兄妹!

駄洒落がすぎて雰囲気がぶち壊しの場面があったのと、やっぱり電飾の船はいただけなかった。アンケートがあったら間違いなく「再演では船の電飾をなくしてください」と書くぐらい…。
それさえ除けば楽しいミュージカルだった。近いうちにまた観たいな。
東京でやるならセバスチャンが今さんでなくても通う…と思う。多分…。
by piramasa | 2006-09-02 10:47 | 芝居感想