6月24日『レ・ミゼラブル』マチネ感想① 若者達の歌に酔いしれる
6月24日マチネ、席は1階後方ではあるがど真ん中の席。音の聞こえ方は文句なし。
…と言いたいところだが、一つだけ残念なだったのは、一幕目の別所さんの声がところどころ迫力不足に聞こえてしまったこと。
最初は別所さんの調子が悪いのか?と思ったが、最終的にあれはマイクの調整か音効のバランスの問題かと思う。
さてこの回も今さんを観るためにチケットを取ったのだが、またしても伏兵が!しかも3人も!
他の役者の魅力に目を向けさせるなんて、今さん、貴方って人は愛しいけれどニクいお方…(違)。
伏兵の前に前回イマイチ印象がおぼろげな別所さんのバルジャンから。
…きちんと音が聞こえるって重要だと思います(滝汗)。
今回の印象、ソロよりは誰かと絡んでいる時の方がいいと思った。
※「Bring Him Home」は別。あれはその直前のバルジャンの行動を見ていたら自然に泣けた。
正直言うとあまり印象に残らない声ではあるが、その分誰かと掛け合いをしている時は耳ざわりがいい。
代表をあげろと言われたら…、やはりジャベールとのやりとりかしら(笑)。
ジャベールとのやりとりが耳ざわりがイイと言うのもなんか変だが、私にはそう聞こえるんだからしょうがない(開き直り)。
そうそう、「囚人の歌」で今さんの歌い方が台詞になっていた箇所があった。
「俺の名を」の「名を!」のところ。ここだけ台詞になっていたのが凄みありすぎて、本来の意味でぞくっとした。
ファンテーヌは渚あきさん、お目にかかるのは実は2回目。
娘役出身の人だけあって濁りのない声だなと思う。反面その声が本当に「お嬢さん」と言う印象につながって、子ども一人産んだように見えなかったのが残念。
今シーズンからのキャストだから、これから…かな?
テナルディエ夫妻は、これまた今シーズン2回目の徳井・モリクミ夫妻。
ここで徳井さんにお詫び。前回モリクミさん相手だと影が薄いみたいなことを書いてゴメンなさい。
どこがどうとうまく表現できないが、…なんか面白かった。
なんとか表現を探すなら、銭金がほしいと言うよりも駆け引きをするのが楽しいと言った感じだろうか。
対するモリクミさんが、本当に銭金が欲しいマダムだから強烈に見えてしまった…とは今回思いあたった感想。
バルジャンが無事コゼットを連れ出して、そして10年後のパリ。
ここで伏兵1人目と2人目が橋の上から登場。通算4回目ともなると、橋の上に登場するのがマリウスとアンジョルラスなのはさすがにわかった。…が!
何このイイ声のマリウスは!そしてアンジョルラスが…美声!しかもパワフル!
岡さんのアンジョルラスを観た時とは別の意味で2人の周りが光り輝いていた…のは私だけ?あまりの衝撃に久々に椅子からずり落ちそうになりましたよ…。
マリウスの山崎さんは初見、アンジョルラスの原田さんは『ベガーズ・オペラ』の長い帽子の人…と認識していた。特に原田さんにはベガーズの時に笑わせてもらった記憶があるだけに、…私どこ観てたんだろう。
そしてこの子も10年後、新妻さんのエポニーヌが登場。
新妻さんってエポニーヌでもちっこくて可愛いのね。
知念さんほどやさぐれてはおらず、同年代の子よりませた感じのこまっしゃくれた少女…という感じ。「あたしも読めるわ」とマリウスの本を奪ったはいいものの、その本がさかさまだったのがちょっとウケた。これはエポニーヌのお約束なのかな?
歌いだすと「ん!新妻さんだ!」とわかる語尾の伸ばし方が少し気になるが、やっぱりキレイな声だなあ。
だから山崎マリウスとの掛け合いは、…耳の保養だった…。
「Stars」、今ジャベールの回はイントロが流れた瞬間に涙腺が緩みます(笑)。
この席(1階後方ど真ん中)が取れて良かったー!
今回「つまづけば…」でぐわっと目力が増したのが最高…でした。
予想はしていたが、「この星に誓う俺はー♪」でやはり盛大に勘違いしたのはワタシです。
「ABCカフェ」、…楽しみでした(笑)。そして至福の一時でした。
原田アンジョの「群れとなりてー♪」は…大きかった!鳥肌が立った!
…これ以上言葉が思いつかない。この直後が「民衆の歌」だもんなあ。もうひたすら見惚れてましたよ、アンジョルラスに。
さらにプリュメ街で第三の伏兵に出会いました。
辛島さんのコゼット、この人もまたいい声だった!しかも大変堂々としていて初役だとは思えない。
キャリアを確認してこれまたビックリ。初役どころか初舞台とは!
…ああ、桐朋学園大卒なのね。ものすごく納得した。
しかしここで四季好きの悪い癖が頭をもたげる。…辛島さんのクリスティーヌ、いいだろうなあ…と。
戯言はともかく「心は愛に溢れて」はエポニーヌも最後に混ざるから、またしても耳の保養だった。
こんなにいい声の役者が揃う舞台を観たのはかなり久しぶりのような気がする。
辛島さん、山崎さん、そして新妻さん、いいものを聴きました。ありがとう。
この積み重ねにより、「ワンデイモア」終盤で感激のあまり意識が飛びそうになりました。
こんな感覚もまた久しぶり。一幕目終了後の感想は「幸せ!」。心の底からそう思った。
でもね、幸せな自分とは裏腹に周りはムムム…な人だらけでした。そのお話は二幕目の感想と共に次回また。
…と言いたいところだが、一つだけ残念なだったのは、一幕目の別所さんの声がところどころ迫力不足に聞こえてしまったこと。
最初は別所さんの調子が悪いのか?と思ったが、最終的にあれはマイクの調整か音効のバランスの問題かと思う。
さてこの回も今さんを観るためにチケットを取ったのだが、またしても伏兵が!しかも3人も!
他の役者の魅力に目を向けさせるなんて、今さん、貴方って人は愛しいけれどニクいお方…(違)。
伏兵の前に前回イマイチ印象がおぼろげな別所さんのバルジャンから。
…きちんと音が聞こえるって重要だと思います(滝汗)。
今回の印象、ソロよりは誰かと絡んでいる時の方がいいと思った。
※「Bring Him Home」は別。あれはその直前のバルジャンの行動を見ていたら自然に泣けた。
正直言うとあまり印象に残らない声ではあるが、その分誰かと掛け合いをしている時は耳ざわりがいい。
代表をあげろと言われたら…、やはりジャベールとのやりとりかしら(笑)。
ジャベールとのやりとりが耳ざわりがイイと言うのもなんか変だが、私にはそう聞こえるんだからしょうがない(開き直り)。
そうそう、「囚人の歌」で今さんの歌い方が台詞になっていた箇所があった。
「俺の名を」の「名を!」のところ。ここだけ台詞になっていたのが凄みありすぎて、本来の意味でぞくっとした。
ファンテーヌは渚あきさん、お目にかかるのは実は2回目。
娘役出身の人だけあって濁りのない声だなと思う。反面その声が本当に「お嬢さん」と言う印象につながって、子ども一人産んだように見えなかったのが残念。
今シーズンからのキャストだから、これから…かな?
テナルディエ夫妻は、これまた今シーズン2回目の徳井・モリクミ夫妻。
ここで徳井さんにお詫び。前回モリクミさん相手だと影が薄いみたいなことを書いてゴメンなさい。
どこがどうとうまく表現できないが、…なんか面白かった。
なんとか表現を探すなら、銭金がほしいと言うよりも駆け引きをするのが楽しいと言った感じだろうか。
対するモリクミさんが、本当に銭金が欲しいマダムだから強烈に見えてしまった…とは今回思いあたった感想。
バルジャンが無事コゼットを連れ出して、そして10年後のパリ。
ここで伏兵1人目と2人目が橋の上から登場。通算4回目ともなると、橋の上に登場するのがマリウスとアンジョルラスなのはさすがにわかった。…が!
何このイイ声のマリウスは!そしてアンジョルラスが…美声!しかもパワフル!
岡さんのアンジョルラスを観た時とは別の意味で2人の周りが光り輝いていた…のは私だけ?あまりの衝撃に久々に椅子からずり落ちそうになりましたよ…。
マリウスの山崎さんは初見、アンジョルラスの原田さんは『ベガーズ・オペラ』の長い帽子の人…と認識していた。特に原田さんにはベガーズの時に笑わせてもらった記憶があるだけに、…私どこ観てたんだろう。
そしてこの子も10年後、新妻さんのエポニーヌが登場。
新妻さんってエポニーヌでもちっこくて可愛いのね。
知念さんほどやさぐれてはおらず、同年代の子よりませた感じのこまっしゃくれた少女…という感じ。「あたしも読めるわ」とマリウスの本を奪ったはいいものの、その本がさかさまだったのがちょっとウケた。これはエポニーヌのお約束なのかな?
歌いだすと「ん!新妻さんだ!」とわかる語尾の伸ばし方が少し気になるが、やっぱりキレイな声だなあ。
だから山崎マリウスとの掛け合いは、…耳の保養だった…。
「Stars」、今ジャベールの回はイントロが流れた瞬間に涙腺が緩みます(笑)。
この席(1階後方ど真ん中)が取れて良かったー!
今回「つまづけば…」でぐわっと目力が増したのが最高…でした。
予想はしていたが、「この星に誓う俺はー♪」でやはり盛大に勘違いしたのはワタシです。
「ABCカフェ」、…楽しみでした(笑)。そして至福の一時でした。
原田アンジョの「群れとなりてー♪」は…大きかった!鳥肌が立った!
…これ以上言葉が思いつかない。この直後が「民衆の歌」だもんなあ。もうひたすら見惚れてましたよ、アンジョルラスに。
さらにプリュメ街で第三の伏兵に出会いました。
辛島さんのコゼット、この人もまたいい声だった!しかも大変堂々としていて初役だとは思えない。
キャリアを確認してこれまたビックリ。初役どころか初舞台とは!
…ああ、桐朋学園大卒なのね。ものすごく納得した。
しかしここで四季好きの悪い癖が頭をもたげる。…辛島さんのクリスティーヌ、いいだろうなあ…と。
戯言はともかく「心は愛に溢れて」はエポニーヌも最後に混ざるから、またしても耳の保養だった。
こんなにいい声の役者が揃う舞台を観たのはかなり久しぶりのような気がする。
辛島さん、山崎さん、そして新妻さん、いいものを聴きました。ありがとう。
この積み重ねにより、「ワンデイモア」終盤で感激のあまり意識が飛びそうになりました。
こんな感覚もまた久しぶり。一幕目終了後の感想は「幸せ!」。心の底からそう思った。
でもね、幸せな自分とは裏腹に周りはムムム…な人だらけでした。そのお話は二幕目の感想と共に次回また。
by piramasa
| 2007-06-29 22:39
| 芝居感想