7月8日『JCS』ジャポネスクVer感想 あれは夢(演目違い)
前回『JCS』を観たのは6月17日、そして7月8日まで3週間。
そしてこの週のユダは芝さんと金森さん…、は自分がまだ違和感あるのでキムスンラさんのダブル。つまり劇場に行かないとわからない状況だった。
劇場にきてみればスンラさんがユダだったので期待半分不安半分で席につく。
期待の部分→単純に観たことのないユダが観られるのが楽しみだった。
不安の部分→本当に全編歌のミュージカルで、理由はどうであれ、前回観た時あまりに歌えてない人が多すぎて暴れたくなったから。
この日の結論から書きます。
6月に観た『JCS』は幻でした。
そしてスンラさんのユダ、衝撃的でした。
大体ジャポネスクのユダの出はかなり印象的でいまだにビックリするのだが、加えてこの時点でスンラさんのユダは、明らかに芝さんと違うユダだったのがもっと度肝を抜かれた。この人は本当につい1ヶ月前まで、猫屋敷で襟バフバフしていたんだろうか…と。
民衆に崇め奉られるジーザスを見る様子から、すごい焦燥感が伝わってきた。まだ一言も言葉を発していないのに…。
ようやく「彼らの心は天国に」のイントロが流れ出し、第一声を息を詰めて注目した結果は…
頭を棍棒でガツンと殴られたような感覚を味わった。
あの旋律がこれほどスンラさんの声質にマッチしているとは!
最初の数小節で既にノックアウトされ、気がついたら泣いていた。
まさかこの曲で泣くなんて、夢にも思わなかった。
最近のマイブームな言い方をすると、感情が歌声になって出てきた…と思った。いや本当に。それで声質声域にあった旋律、…最強ですね。
泣きながら早くも思った。
何故スンラさんは今までユダをやっていなかったのか、と。
そこから後もユダが出ている場面は息を詰めっぱなしだった。
なにしろ自分の思い…いや「想い」と言っていいだろう。それが相手に伝わらないもどかしさ、悔しさ、そして想いゆえの裏切りが痛かった。
だから自殺の場面は、かえってホッとした。キリストの話の自殺場面でホッとしたなんてバチが当たりそうだが、苦しみから解放されて良かった…とは偽りない感想。
「スーパースター」はどのユダもノリノリなのは、この苦しみから解放されたからなのだろうかと、ふと思った。
いつぞやサークルの後輩と『JCS』の話をしていた時、そばでその話を聞いていた別の後輩が「『ジーザス』ってユダが主役なんですか?」と真面目に質問してきたことを思いだした。
「ちゃんとタイトルロールが中心だから」と説明はしたが、…柳瀬さんゴメンなさい。
この日ばかりは、私もユダが主役の勢いで観ていました。
そして芝さんゴメンなさい。私、エルサレムのユダもスンラさんで観たいです…。
これだけで終わるのも薄情すぎるので、他のキャストの感想を。
前回歌について疑問を呈した方々は良くなっていたので一安心しました。…青木カヤパの「ホサナ」の超低音は相変わらず頂けませんが…。
そしてあちこちで「痩せた」ともっぱらの評判の(笑)ミスタージャポネスクヘロデ(くどい!)下村さん、私のツボは「ジィィーザスさんよォ、会えて満足ぢゃ♪」(←「じゃ」じゃないのがミソ)です。
見た目とキャラのゴージャスさに目を奪われがちだが、動きや「カーッ」の声の出し方などを見ると、下村さんは歌舞伎を相当観ているとはずだと推測する。実際に日舞の稽古をしていると聞いたことがあるが、これは違ったかな?
村さんは…前回と同じく賞賛の言葉しか出ませんので割愛いたします。
そう言えば私、ずっと鞭打ちの回数を「38」だと思いこんでいたが本当は「39」だったことに今回ようやく気がついた。
なぜ「38」で認識していたかと問われれば、先輩方の『JCS』のレポを拝見した中で、いつぞや村さんが「38」を2回言ってしまったという記述を読んだからだろうか…と思われます。
ありゃあ間違えるのも無理はないよなあと思いつつ、いや村さんのことだから本気で間違えたかも(殴)と思ったワタクシです。
さーて次に観るのはジャポネスクかエルサレムか…、それは秘密です。
そしてこの週のユダは芝さんと金森さん…、は自分がまだ違和感あるのでキムスンラさんのダブル。つまり劇場に行かないとわからない状況だった。
劇場にきてみればスンラさんがユダだったので期待半分不安半分で席につく。
期待の部分→単純に観たことのないユダが観られるのが楽しみだった。
不安の部分→本当に全編歌のミュージカルで、理由はどうであれ、前回観た時あまりに歌えてない人が多すぎて暴れたくなったから。
この日の結論から書きます。
6月に観た『JCS』は幻でした。
そしてスンラさんのユダ、衝撃的でした。
大体ジャポネスクのユダの出はかなり印象的でいまだにビックリするのだが、加えてこの時点でスンラさんのユダは、明らかに芝さんと違うユダだったのがもっと度肝を抜かれた。この人は本当につい1ヶ月前まで、猫屋敷で襟バフバフしていたんだろうか…と。
民衆に崇め奉られるジーザスを見る様子から、すごい焦燥感が伝わってきた。まだ一言も言葉を発していないのに…。
ようやく「彼らの心は天国に」のイントロが流れ出し、第一声を息を詰めて注目した結果は…
頭を棍棒でガツンと殴られたような感覚を味わった。
あの旋律がこれほどスンラさんの声質にマッチしているとは!
最初の数小節で既にノックアウトされ、気がついたら泣いていた。
まさかこの曲で泣くなんて、夢にも思わなかった。
最近のマイブームな言い方をすると、感情が歌声になって出てきた…と思った。いや本当に。それで声質声域にあった旋律、…最強ですね。
泣きながら早くも思った。
何故スンラさんは今までユダをやっていなかったのか、と。
そこから後もユダが出ている場面は息を詰めっぱなしだった。
なにしろ自分の思い…いや「想い」と言っていいだろう。それが相手に伝わらないもどかしさ、悔しさ、そして想いゆえの裏切りが痛かった。
だから自殺の場面は、かえってホッとした。キリストの話の自殺場面でホッとしたなんてバチが当たりそうだが、苦しみから解放されて良かった…とは偽りない感想。
「スーパースター」はどのユダもノリノリなのは、この苦しみから解放されたからなのだろうかと、ふと思った。
いつぞやサークルの後輩と『JCS』の話をしていた時、そばでその話を聞いていた別の後輩が「『ジーザス』ってユダが主役なんですか?」と真面目に質問してきたことを思いだした。
「ちゃんとタイトルロールが中心だから」と説明はしたが、…柳瀬さんゴメンなさい。
この日ばかりは、私もユダが主役の勢いで観ていました。
そして芝さんゴメンなさい。私、エルサレムのユダもスンラさんで観たいです…。
これだけで終わるのも薄情すぎるので、他のキャストの感想を。
前回歌について疑問を呈した方々は良くなっていたので一安心しました。…青木カヤパの「ホサナ」の超低音は相変わらず頂けませんが…。
そしてあちこちで「痩せた」ともっぱらの評判の(笑)ミスタージャポネスクヘロデ(くどい!)下村さん、私のツボは「ジィィーザスさんよォ、会えて満足ぢゃ♪」(←「じゃ」じゃないのがミソ)です。
見た目とキャラのゴージャスさに目を奪われがちだが、動きや「カーッ」の声の出し方などを見ると、下村さんは歌舞伎を相当観ているとはずだと推測する。実際に日舞の稽古をしていると聞いたことがあるが、これは違ったかな?
村さんは…前回と同じく賞賛の言葉しか出ませんので割愛いたします。
そう言えば私、ずっと鞭打ちの回数を「38」だと思いこんでいたが本当は「39」だったことに今回ようやく気がついた。
なぜ「38」で認識していたかと問われれば、先輩方の『JCS』のレポを拝見した中で、いつぞや村さんが「38」を2回言ってしまったという記述を読んだからだろうか…と思われます。
ありゃあ間違えるのも無理はないよなあと思いつつ、いや村さんのことだから本気で間違えたかも(殴)と思ったワタクシです。
さーて次に観るのはジャポネスクかエルサレムか…、それは秘密です。
by piramasa
| 2007-07-20 01:05
| 芝居感想