四季中心の観劇ブログ、時々「競馬」と「デジイチ」に「関ジャニ∞」ネタ。
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10月7日『レ・ミゼラブル』ソワレ感想 2日続けてユダの心境

まだまだ続く、博多座レミゼ感想はやっと4つ目。

さて10月7日ソワレの席はC席ど真ん中。
1階だろうが2階だろうが3階だろうが、真ん中と言う位置は実にいいですね。特に3階席に座ると、オペラグラスを動かす範囲が必要最低限で済みますもの。

ところでレミゼに限った話ではないが、これだけ劇場通いが続くとリピーターもしくは観劇慣れしている人がわかるってもんですね。
例えばやたらに身軽だったりとか、荷物は座席下に置いちゃうとか、オペラグラスを構えるタイミングに無駄がなかったりとか、逆にオペラグラスはまったく使わなかったりとか。

何故こんなことを書いているかと言うと、6日7日と4回続けて3階C席に出勤していたものだから、「あれ、この人…」と言う方々を何人か見かけたから。
もちろん私もそう思われていたかもしれない。
しかも7日ソワレはオペラグラスを構えるポイントが露骨過ぎました(笑)。



天辺とは言え真ん中の席だと色々なものがよく見えた。
とりわけ最初の囚人の出、山口さんが大変に目立っていたのに…。
この回岡ジャベが珍しく出トチリしていたのは以前書いたとおり。
でも初見もしくは回数浅い人にはまったくわからないレベルでした。
かく言う私も、歩きながら歌うのがデフォルトであるかのように平然としている岡さんにひそかにウケておりました。さすがだエグゼリーノ様。

さて最初の場面、山口バル今ジャベだと微妙な空気を感じる私だが、山口バル岡ジャベだとそうでもなかった。
山口さんのバルジャンは人の顔を正面から見ていないような気がする。それとも見るのが苦手なのか。
対して岡さんもバルジャン(と言うか全般的に他人)に距離を置いている。
人に対して何かしらの違和感を感じるもの同士の対面だけに、意外にもしっくりしていた…とは暴言になるだろうか。

相変わらず気の強いファンテーヌ、山崎さんは「殺してやるわアンタを」でバマタモアの帽子を蹴飛ばしてました。実は前日マチネで観た時にも蹴っていたのですが、偶然かなあと思ってました。そうか、あれはわざとだったのか。もっとも蹴飛ばしたくなる気持ちは大変よくわかる。
市長バルジャンに食ってかかるのも、ものすごい形相。さしもの山口さんもギョッとしてたのが印象的でした。

この日の宿屋夫婦は駒田テナに阿知波マダム。
瀬戸内さん相手だとやりたい放題の駒田さんも、阿知波さんとだと通常のやりとりが素で面白い。このお二人もまた、相手の出方次第の役者ですねえ。
しかし駒田テナの日のリトルコゼットちゃんは、持ち上げられたり横抱きにされたり、目が回りそうで大変だ…。

さてこの回のテーマのご登場、いの一番はベガーズの場面。
いつ見ても年寄りの娼婦と若い娼婦の罵り合いが楽しい。えーっとB班だから年寄りが井上珠美さんで若い方が浅野実奈子さん、…ああこりゃ迫力があるはずだ。

さあお待ちかね(私だけ?)、「育さま」こと山崎マリウスと「優さま」こと原田アンジョのご登場です。
初めてこのコンビを観た日(6月24日マチネ)のことを思い出した。
橋の上が実に光り輝いていました。そしてこの日も光り輝いていました。
マリウスとアンジョルラスが実在する人物なら、きっとこんな感じで希望に溢れた若者たちだったんだろうなあ…とごく自然に思うのです。
加えてお二人とも美声と歌唱力に益々磨きがかかっているじゃないですか。
今思い出しても顔がにやけそうなぐらい、目も耳も保養の一時でした。
…「築け今バリケード」までオペラグラスかまえっぱなしだったのは、言うまでもありません(笑)。

「ABCカフェ」に至っちゃあ、「マリウス、わかるけれど…」あたりからオペラグラス、ロックオン!状態です。「ブラック、夜の終わり」でマリウスとアンジョがガッチリ握手して正面向くところなんか、この2ショットを壁紙にしたいぐらいです。
「育さま」も「優さま」も、チラシの顔写真だけ見ると息を呑むほどの美男子ではないけれど、舞台姿はなんとカッコいいのだろうと観る度に思う。
役者って、凄いねえ。改めてそう思う。

話は飛んでバリケード。
レミゼを観始めて何回目かで、積極的に戦いに加わるわけでもないのに、何故グランテールはここにいるんだろうと疑問に思いました。
高みの見物か、それとも「戦いなんて愚かなことだ」と無言の抵抗をするためにいるのか。
いやもしかしたら、「何故バリケードにいるのか」一番わかっていないのはグランテール自身なのでは。

よーく観てみると、マリウスとアンジョルラスとグランテールの関係がとても不思議。誤解を恐れずに言うと、「三角関係」とでも言いましょうか。
特に弾丸を探しに行こうとするマリウスとそれを押し留めるアンジョの気迫は、山崎マリウス原田アンジョのコンビが一番凄まじい。
そしてマリウスが撃たれた後の原田アンジョの行動がまた若者らしくていい。
この人、マリウスの安否を確認する時にちゃんと座って身体に耳を近づけて、呼吸や心臓の音を聞くのですよ。そして肩を叩くグランテールの肩(顔だったかも)を愛おしそうに触り、決意したかのようにバリケードを駆け上がる。

バリケードの天辺で旗を振るアンジョルラスは、誰がやっても胸に迫る姿ですね。
ことに原田アンジョは撃たれた後、バリケード内側(=客席側)に身体を捻ってから(=顔を向けてから)向こう側に倒れこむと言う味なことをなさいます。
東山アンジョの「旗を振る前にスマイル・フォー・グランテール」にはかないませんが、私は原田アンジョのこの動きを観た時に「さすが見せ方を心得てる!」と感嘆することしきりでした。

当然アンジョの死に様に拍手を送れるワケがありません。
ここで「Bring Him Home」の旋律が流れる度に、この曲をこの場面で使うことを考えた人のセンスに脱帽します。

下水道場面、山口バルジャンがマリウスを担ぎ直すのは1回だけ…と言うツッコミはしないでおきます(汗)。
バルジャンとジャベールの対決、実は前日ソワレ(山口バル今ジャベ)よりスムーズに受け入れられた。
「神様の下へまっしぐら」な山口バルジャン相手なら、どなたがジャベールでもてこずりそうなのはさておき。

岡ジャベールは距離を保つことにより、実はバルジャンと対峙することを楽しんでいるのではないかと思う。
しかしバルジャンは当然楽しんでいるワケがない。
とりわけ山口さんのバルジャンは、「待つぞさあ24653」の後、首を縦にも横にも動かさない。ジャベールに一瞥をくれるだけ。…これは博多座で観て初めて気がつきました。
別所バルジャンが首を縦に振った時とは別の意味でビックリしたが、同時に「山口さんのバルジャンならこうするのも道理だ」とも思った。
そして自分の仕掛けたことに初めて無反応のバルジャンを見て、少なからずショックを受けるジャベール。それでも自分が優位だと思うが故に「俺は法律、舐めるな!」となるのか。
やはり「無意識」、言葉を変えると「自覚症状がない」ジャベールだ。
気の毒な人、哀れな人。

バルジャンとジャベールが誰であっても、そして受ける印象がまったく違っても、私はここの場面のバルジャンとジャベールにどうしても『JCS』のジーザスとユダがダブって見えてしまうようだ。

結婚式の場面。
ここの駒田さんと阿知波さん、余計なことは一切していないが正に「阿吽の呼吸」と言うべき芝居はお見事の一言に尽きる。
ことに阿知波マダム、所有権を主張するが如く落とした銀食器の上で踊るものだから、ウェイター優さまがドレスの中に頭を突っ込んで食器を集めているのがおかしかった。
この後のウェイターステップは東山さんが一番ですな。優さま、次はガンバ!←死語?

エピローグ。
山口バルジャンの意識は「神様」に向かっているのが実によくわかる場面だと思う。
「罪深き我が身、貴方の下へ」が、振り絞るような、それでいて安堵したような声なのは、「許された」と言う意識の現われなのだろうか。

ただですね、今シーズンの山口バルジャンには私、涙腺がびくともしませんでした。
それはあまりにも人間の域を超えたバルジャンだったからだろうかとは、今になって思います。
次回レミゼで山口さんが続投しても避けはしないでしょう。但しもっとジタバタするバルジャンが好みの私は、かなり優先順位が低くなると思います。
…博多座まで行って得た感想の一つがこれとは、幸なのか不幸なのか。

さてカテコ。
マチネに引き続きソワレもグランテールはA班伊藤さんでしたが、ソワレのカテコではやたらと中央に引っ張り出されてキャスト全員にもてはやされていました。
「あら、伊藤さん今日誕生日なのかしら」と思った私、早計もいいところでした。
なにしろ幕が閉まった後に人がはけるのを席で待っていたら、舞台下手方向から手拍子とともにわあわあ騒ぐ声が聞こえてきたんですもの。
次の日から本役の松村さんが出演されていたので、あれは「ピンチヒッターお疲れ様!」のセレモニーだったのですね。

【10月7日ソワレのキャスト】
ジャン・バルジャン 山口祐一郎
ジャベール     岡幸二郎
エポニーヌ     坂本真綾
ファンテーヌ    山崎直子
コゼット      富田麻帆
マリウス      山崎育三郎
テナルディエ    駒田一
テナルディエの妻  阿知波悟美 
アンジョルラス   原田優一

そしてマロンパイを買いそびれたワタクシでした…。
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by piramasa | 2007-11-10 22:34 | 芝居感想