みんなで歌おう「ABCカフェ」、感想といおうか実況といおうか
本編の感想は1つも書けていませんが、
『レ・ミゼラブル』25日ソワレ終演後のイベントの感想、…いやレポをお先に失礼を。
ちなみに25日ソワレのチケットは元々持っていました。
後からイベントが決まって、しかも「ABCカフェ」を歌えるイベントで、さらに山崎マリウスと最近(個人的に)赤丸急上昇中の松原アンジョが出演とは、実にラッキーでした。
舞台客席一緒に歌う趣向なんて『壁抜け男』以来だなあと思いながら、入場時に楽譜を受け取りました。
楽譜は「回収します」と言われましたが、
あれは持って帰ってもチェックのしようがないからバレなかっただろうなあ。
…と思いつつも私は正直に返しましたので、念のため。
譜面を眺めて泣きそうになったのは前のエントリーにも書いたとおりです。
なにしろ楽譜が読めないくせに吹奏楽部に入った命知らずです。
「ABCカフェ」はただ聴いている分には簡単そうですが、あんなにこみいったコードの曲だったとは…。
「民衆の歌」はアンジョルラスのパートはフラット1つ、「列に入れよ…」以降はフラットが取れて変調なしですが、その分ごまかしが効かないと思いました。
この曲は性別問わずアンサンブルは全員歌うそうで、逆にこれをきちんと歌えないと…みたいなことをビリーさんがおっしゃっていました。
ああそれじゃ、私はオーディション受ける前に落とされるな(泣)。
さてイベント開始。
育さまと松原さん、アンサンブルさんの順に下手から登場。
自己紹介で松原さんの下の名前は「ツヨシ」だと知ったワタクシ。
「タケシ」じゃなかったのね。…そんなワケで以下、ツヨシくん呼ばわり。
阿部さんの下の名前を「ヒロシ」と読んだどこぞのお父さんを笑えません(汗)。
まずは発声練習から。
いきなり口の形は「ア」のままで「エ」を発音するという発声から始まりました。
つまり「アエアエアエアエア~」…と、こんな感じ。
「エ」の部分を「イ」「ウ」「オ」と他の母音に変えて何回か繰り返しましたが、
一番繰り返してやったのは「エ」でした。
なぜかと言うと。
「レッド!」で一番目立つのが「レ」、つまりエ音。
「ブラック!」は「ラ」が強いからア音が目立つ。
同じような口の開き方をするけれど、エ音は口を横に開くからア音とは同じ調子で聴こえない。
「レッド」「ブラック」を同じぐらいの印象で歌うために「エの音にこだわりました」とのこと。
私はこの説明を聞いて目から鱗が盛大に落ちました。
レミゼの舞台に立っている役者さんは、みんなこういう事を心がけながら歌っているのね。
もっとも一緒に「アエアエ」とやっている育さまツヨシくんが大変可愛らしかった…とは、
いい歳したお姉さんの戯言です(爆)。
しかしさすがはビリーさん。
いざ「レッド!」「ブラック!」の部分を歌ってみたら、いきなり帝劇中が揺れたこと揺れたこと。
個人的にも、ここを歌えただけでも大満足でした。
中学高校時代の音楽の授業もこんな感じでやれたらもっと楽しかっただろうに。
そしておまちかね、マリウスにグランテールが加わって「…絶望の色」まで通し。
素人さんには明らかに歌いこなせないメロディながら、
こちらにそんな難しさは微塵も感じさせない育さまは、やはり凄い。
加えてただ歌うだけではなく、本編さながらに身体が動いていたのが素敵。
ツヨシアンジョがちょっとファイティングポーズをとっていたのも見逃しませんことよ。
その後はアンジョの「マリウス、わかるけれど…」の後の、「レッド…」から「夜の終わり」のコーラス。
ここは3部に分かれているので、パートごとに音をとっていきました。
ビリーさん的には真ん中のパートが「縁の下の力持ち」な位置づけのようです。
主旋律はキーが高すぎてダメ、真ん中のパートも音程が怪しすぎまして…。
私は一番下のパートを選択しました。
アンサンブルさんで一番下のパートの方は3人、
その中にはグランテール役の伊藤さんがいらっしゃいました。
最初出てきた時は中央にいたのですが、パート分けの時に下手に移動しました。
…この動きがイベントの一番最後で楽しいことになったので、覚えておいてくださいませ。
3部にわかれたうえであわせるとこりゃまたすごい迫力!
正直言いますと私も譜面どおり歌えていたかと問われたら間違いなく
「違う!」(お好きなジャベールの声でお読みください)のですが、
歌えていなくても満足なことは間違いありません。
その後は「民衆の歌」。
客席パートは本編コンブフェールの「列に入れよ」から参加。
大楽でないと「民衆の歌」は歌えないと知っていただけに、感激…!
そして最後に、最初からもう一度通してくれたのはもっと感激しました。
育さまが「君が今夜いあわせたなら…」で再度本番さながらに動いてくれたのには、テンションがあがろうってものです。
その間に下手にいた伊藤さんがスルスルとマリウスの立ち位置より上手へ移動。
=本番と同じ位置に来たわけです。
これだけで客席からさざなみのようなクスクス笑いが起きたところへ、
伊藤さんたら本番同様、酒を飲むパントマイムをしたうえで「レッド!」と歌われましてね。
この後の盛りあがりよう、筆舌に尽くしがたいという表現がピッタリでした。
劇場中いい感じでテンションがあがったところへ、
ビリーさんの無茶ぶりによるアンサンブルさんの火事場のなんとやらなご挨拶があったのは前述のとおり。
港さんの「皆さんの魂、私が買った」と伊藤さんの「飲みすぎてゴメンなさい」で劇場中大ウケしていたのは、
参加者全員きちんと観ていたということに他ならないと思います。
私もレミゼを観て思い出す…、劇中グランテールは酒瓶を何本空にしているんだろう、と。
本番が終わった後にもかかわらず、なおかつ本番同様にイベントに挑んでくださったキャストの皆さんに感謝!
そう言えば私、これに味をしめてイベントのある回のチケットが2枚ほど増えているらしい…。
『レ・ミゼラブル』25日ソワレ終演後のイベントの感想、…いやレポをお先に失礼を。
ちなみに25日ソワレのチケットは元々持っていました。
後からイベントが決まって、しかも「ABCカフェ」を歌えるイベントで、さらに山崎マリウスと最近(個人的に)赤丸急上昇中の松原アンジョが出演とは、実にラッキーでした。
舞台客席一緒に歌う趣向なんて『壁抜け男』以来だなあと思いながら、入場時に楽譜を受け取りました。
楽譜は「回収します」と言われましたが、
あれは持って帰ってもチェックのしようがないからバレなかっただろうなあ。
…と思いつつも私は正直に返しましたので、念のため。
譜面を眺めて泣きそうになったのは前のエントリーにも書いたとおりです。
なにしろ楽譜が読めないくせに吹奏楽部に入った命知らずです。
「ABCカフェ」はただ聴いている分には簡単そうですが、あんなにこみいったコードの曲だったとは…。
「民衆の歌」はアンジョルラスのパートはフラット1つ、「列に入れよ…」以降はフラットが取れて変調なしですが、その分ごまかしが効かないと思いました。
この曲は性別問わずアンサンブルは全員歌うそうで、逆にこれをきちんと歌えないと…みたいなことをビリーさんがおっしゃっていました。
ああそれじゃ、私はオーディション受ける前に落とされるな(泣)。
さてイベント開始。
育さまと松原さん、アンサンブルさんの順に下手から登場。
自己紹介で松原さんの下の名前は「ツヨシ」だと知ったワタクシ。
「タケシ」じゃなかったのね。…そんなワケで以下、ツヨシくん呼ばわり。
阿部さんの下の名前を「ヒロシ」と読んだどこぞのお父さんを笑えません(汗)。
まずは発声練習から。
いきなり口の形は「ア」のままで「エ」を発音するという発声から始まりました。
つまり「アエアエアエアエア~」…と、こんな感じ。
「エ」の部分を「イ」「ウ」「オ」と他の母音に変えて何回か繰り返しましたが、
一番繰り返してやったのは「エ」でした。
なぜかと言うと。
「レッド!」で一番目立つのが「レ」、つまりエ音。
「ブラック!」は「ラ」が強いからア音が目立つ。
同じような口の開き方をするけれど、エ音は口を横に開くからア音とは同じ調子で聴こえない。
「レッド」「ブラック」を同じぐらいの印象で歌うために「エの音にこだわりました」とのこと。
私はこの説明を聞いて目から鱗が盛大に落ちました。
レミゼの舞台に立っている役者さんは、みんなこういう事を心がけながら歌っているのね。
もっとも一緒に「アエアエ」とやっている育さまツヨシくんが大変可愛らしかった…とは、
いい歳したお姉さんの戯言です(爆)。
しかしさすがはビリーさん。
いざ「レッド!」「ブラック!」の部分を歌ってみたら、いきなり帝劇中が揺れたこと揺れたこと。
個人的にも、ここを歌えただけでも大満足でした。
中学高校時代の音楽の授業もこんな感じでやれたらもっと楽しかっただろうに。
そしておまちかね、マリウスにグランテールが加わって「…絶望の色」まで通し。
素人さんには明らかに歌いこなせないメロディながら、
こちらにそんな難しさは微塵も感じさせない育さまは、やはり凄い。
加えてただ歌うだけではなく、本編さながらに身体が動いていたのが素敵。
ツヨシアンジョがちょっとファイティングポーズをとっていたのも見逃しませんことよ。
その後はアンジョの「マリウス、わかるけれど…」の後の、「レッド…」から「夜の終わり」のコーラス。
ここは3部に分かれているので、パートごとに音をとっていきました。
ビリーさん的には真ん中のパートが「縁の下の力持ち」な位置づけのようです。
主旋律はキーが高すぎてダメ、真ん中のパートも音程が怪しすぎまして…。
私は一番下のパートを選択しました。
アンサンブルさんで一番下のパートの方は3人、
その中にはグランテール役の伊藤さんがいらっしゃいました。
最初出てきた時は中央にいたのですが、パート分けの時に下手に移動しました。
…この動きがイベントの一番最後で楽しいことになったので、覚えておいてくださいませ。
3部にわかれたうえであわせるとこりゃまたすごい迫力!
正直言いますと私も譜面どおり歌えていたかと問われたら間違いなく
「違う!」(お好きなジャベールの声でお読みください)のですが、
歌えていなくても満足なことは間違いありません。
その後は「民衆の歌」。
客席パートは本編コンブフェールの「列に入れよ」から参加。
大楽でないと「民衆の歌」は歌えないと知っていただけに、感激…!
そして最後に、最初からもう一度通してくれたのはもっと感激しました。
育さまが「君が今夜いあわせたなら…」で再度本番さながらに動いてくれたのには、テンションがあがろうってものです。
その間に下手にいた伊藤さんがスルスルとマリウスの立ち位置より上手へ移動。
=本番と同じ位置に来たわけです。
これだけで客席からさざなみのようなクスクス笑いが起きたところへ、
伊藤さんたら本番同様、酒を飲むパントマイムをしたうえで「レッド!」と歌われましてね。
この後の盛りあがりよう、筆舌に尽くしがたいという表現がピッタリでした。
劇場中いい感じでテンションがあがったところへ、
ビリーさんの無茶ぶりによるアンサンブルさんの火事場のなんとやらなご挨拶があったのは前述のとおり。
港さんの「皆さんの魂、私が買った」と伊藤さんの「飲みすぎてゴメンなさい」で劇場中大ウケしていたのは、
参加者全員きちんと観ていたということに他ならないと思います。
私もレミゼを観て思い出す…、劇中グランテールは酒瓶を何本空にしているんだろう、と。
本番が終わった後にもかかわらず、なおかつ本番同様にイベントに挑んでくださったキャストの皆さんに感謝!
そう言えば私、これに味をしめてイベントのある回のチケットが2枚ほど増えているらしい…。
by piramasa
| 2009-10-28 01:31
| 芝居感想