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四季中心の観劇ブログ、時々「競馬」と「デジイチ」に「関ジャニ∞」ネタ。
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9月10日『壁抜け男』2幕目中継 T氏の物語(汗)

『壁抜け男』の出演キャストは総勢12人。
そのうち初めて観るのは八百屋・娼婦の丹さん、M嬢の佐和さん、乞食・看守2・裁判長の井上さん。
丹さんは『ライオンキング』でラフィキをやっていたのを記憶しているので、どんな声の人かなと単純に興味があった。
実際観た感想、声よりも存在感がただただ凄い!
あんな派手な八百屋のおばちゃんなんてありえない!と思ったら、実は娼婦だったのね。
いかにも昔は…と言うオーラが出ていて、妙に納得できる。
佐和さんはオペラ座でマダム・ジリーに名前が挙がっているが、いついらっしゃるのやら…。
もっとも名前が挙がるだけあって、これまた独特の存在感をお持ちでいらっしゃる。
井上さんもオペラ座に名前があるが、私は一度も汐留でお目にかかっていないようだ。
実は裁判長以外あまり記憶に残っていないので、今週末行ったらもう少し注目しよう…。

つまり12人のキャストの内9人はどこかしらで観ていると言うことか。
チーム汐留の皆さんは言わずもがなだが、ここ2年の自分の所業に思わず苦笑い…。
『夢醒め』のメソと『アイーダ』のメレブが光る有賀さん、実は『壁抜け男』新聞売りがデビュー作と知ってビックリした。それってものすごい抜擢なのでは…。
確かにあれだけ高くていい声が出る人は、四季では寺田さんと有賀さんぐらいだもんなあ。他にいたらゴメンなさい。



二幕目冒頭の刑務所場面、逮捕されたデュティユルと一緒におデブな囚人が牢屋に入っていた。
…えっと、あれは小林さん…?
先日ご覧になったコバラー同志のRさんに「マボロシ」とまでいわしめた、その太り方は大変不自然です(笑)。
看守は荒木さんと井上さん。…うーん、意外に普通かも?
プログラムを見れば、前回の看守コンビは小林さんと寺田さん…。やっぱり貴方達、写真だけで見ても変です(苦笑)。

さてこの刑務所場面はもう一つ最大の見せ場がございます。
途中から出てくる、あのボサボサ頭の男性は…?
話の流れからするとおそらく刑務所長だと思われるが?
…た、高井さん???
声聴くまで信じられませんでした。
だってあまりにもヨレヨレすぎたんですもの。なのにとんでもなくハリのある美声だったんですもの。そのギャップがたまりません。
かくてまたしても肩を震わせる羽目になったワタクシでした。
一番のツボは
「ジュディオン、素敵~!」と大見得をするところでしょうか。
めちゃくちゃイキイキしている刑務所長に、私が思わず
「高井さん、素敵~!」と大向こうをかけるところでした(怪)。
ちなみに「ジュディオン」はこの刑務所長の名前らしい。
「ジュディ・オング」と言っちゃったらどうなるんだろう…とバカなことを考えた私、またしても年代がバレますね。

この後デュティユルを解放しろとデモ隊が出てきて、さらに同僚の公務員M嬢がデュティユルに愛の告白などするのだが、ここの佐和さんのソロが凄かった。
うへえ、こんな迫力のある声が出せる女性の役者がいたんだ、と単純に感心した。
…ああ、『キャッツ』のグリザベラが持ち役だったのか。どおりで納得。今の『キャッツ』に名前がないのが残念だわ。
ひとしきり盛り上がった後、先程の囚人K氏がM嬢をかついで!さらって逃げていったのがちょっと羨ましかった私…。

刑務所を脱走してイザベルのもとに赴いたデュティユル、衣装がマジシャンみたいなのが笑える。
今更だがイザベルは坂本さん。
今まで観た『異国の丘』李花蓮、『ブラックコメディ』のキャロルは(個人的に)インパクトがなくて言及すらできなかったが、やっとこれだ!と言う役を観ることができた。
何が良かったかって、立ち居振る舞いや歌声に「人妻特有の色気」があること。
こんな色気のある妻じゃあ、旦那は外に出したくないだろうと思わず納得してしまった。

…ハイ、その旦那の話に参りましょう(笑)!
デュティユルとイザベルがああだこうだやっているの聴いていると、どこからともなく聴こえてくる衝撃の一言が!
「股引きはどこだ!」
…た、高井さん???よりによってなんつう美声なんですか!?
さらに追い討ち?をかけるように
「出せよ腹巻を!」
…ちゅうか自分の着るものの場所ぐらい把握しておきましょうよ、検事さん(笑)!…とは現代の夫婦の言うことですね。
この段階で重要なこと、それは美声で妻をいじめる検事はその姿を現さないのです。
そう、まるで「無礼な若造め、愚か者め」とぶんむくれているファントムのように…。
さすがに「股引き」とか「腹巻」とか言う単語が出てくると一般ピープルからも笑い声が起きるので、私もようやく声を出して笑うことができました。
…しまいに肩が震えたのは部長・刑務所長の時と同じでしたが(汗)。

ようやく姿を現した検事殿は、…これまた不自然な腹回りが(個人的に)笑いを誘うが結構似合いますよ、高井さん…。
海の底のような低~い声に、JCS「ホサナ」の超低音をうなるカヤパを思い出して懐かしくなる私。と言うか、やっぱり顔つきが悪人だ。
悪役が似合う人って真面目な人が多いって本当なのね。
『アイーダ』東京公演が実現した暁には是非ゾーザーをやっていただきたいわ。…似合うかどうかはともかく。
裁判でデュティユルに過去の悪事をばらされて窮地に陥るところ、もしかして素でやってるんじゃないかと思える慌て方がなんかカワイイ(失礼)。
最後は「あいつが妻を狙ってる~」と言い捨ててどこかへ逃げていってしまうが、その裏側に「母ちゃんに言いつけてやる~」みたいなノリを感じたのは私だけでしょうか。
それにしても最後の最後まで美声な悪人と言うのも反則だ(笑)。
ところでこの時点でふと思った。高井さん、カテコはどの役の格好で出てくるんだろう?…と。

デュティユルとイザベルがイチャイチャするシーンは、石丸さんと坂本さんだと「きれいな官能」シーンと言った感じであまりエロにはならず、かと言って無味乾燥でもなく、しっとりした情感が漂っているのが良かった。
ここでも坂本さんは、女の私でも襲いたくなるような色気を醸し出していて、それでいていやらしくなくて素敵だなあと思う。
今週から花代ちゃんがイザベルかあ。…別の意味で楽しみだ(何が!)

ダメおしで出てくるドクトル寺田の胡散臭さにまたも喝采しつつ、…あああ、そういう結末なんだ…としばし茫然。
でもデュティユルもイザベルも、なんか幸せそうだ。
何で?と問われると今はすぐ答えられないけど。次観た時にわかるといいな。

やっと最後までこぎつけた。
カテコも勢いに乗って書きたいところだが、またしてもとんでもない時間になっているのでまた明日!
今夜は思い出し笑い…しないという自信がありません(汗)。
by piramasa | 2006-09-15 02:15 | 芝居感想