1月7日『コンタクト』① ファランドールに衝撃
昨日出かけるまでは、
「歌舞伎座昼→夜の順で感想まとめて、『コンタクト』はその後にするかあ」と思っていました。
しかし今、『コンタクト』の感想を先に書こうとしています。
それだけものすごい衝撃を受けてきました。
こんな感覚、汐留で初めて『オペラ座の怪人』を観たとき以来です。
だから同じ日に歌舞伎座夜の部のチケットを押さえたのを一瞬後悔しました。
できればあのまま家に帰りたかった…。
もっとも歌舞伎座に足を踏み入れたらちゃんと歌舞伎モードに切り替わりましたので、ご心配なく?
キャストを確認すれば、オペラ座ばかり観ている私でもダンスのエキスパートを集めたとわかる顔ぶれがすごい。
ヤッホー(死語)、菊池さんと脇坂さんがいるぞー!
でも脇坂さんは昨日出てなかったぞー(涙)!←『アイーダ』でラストスパート中です
その他大塚さんと望月さんが金髪になっていたり、私好みのエロ渋おやじを発見したり…、感想うまくまとまるか不安だ。
ちなみに「ダンスプレイ」という言葉に気をとられて、まったく台詞がないと勘違いしていたのは私です。
…これはネタばれではないよね?いやタイトルがネタばれ?
【PARTⅠ SWINGING】
「ブランコに乗る女」と言う役があるからには実際にブランコが登場するんだろうなあ。
…幕が開いてみれば、本当に天井からブランコが設置されていた。
芝居を上演するために作られた劇場でないと、こう言うことはできないよなあ…と妙な感心をしてみる。
そのブランコに乗る女(以下「貴婦人」)はクリスティン・ゼンダーさん。
東京の『夢醒め』以来名前を見かけなかったが、お元気だったようで何より。
ゴージャスふりふりなドレスがよくお似合いで、日本人が着るとああもうまくフィットしないだろう。
貴族は私のプチ萌え(笑)菊池さん。整った顔立ちに貴族の格好がお似合いですわ。
この幕では貴族は特にしどころがないが、こう言う風情で見せる役がいいのはベテラン菊池さんならでは思う。
ブランコを揺らす召使は満寧さん。
えーっと『南十字星』に出ていたのか。『キャッツ』ではマキャヴィティ、…うん納得。ガタイいいもんね。
実はこの日1回目のビックリが満さんの身体能力。
貴族がワインを取りに行った後、召使は貴婦人と一緒にブランコに乗るのだが、その乗り方がすごい!
それだけでも賞賛に値するが、そこから後が…「うわあお!」って感じ。
まあ要するに、昼間からそんな大胆な…というところでしょうか。
地面に足の裏をつけるだけがダンスじゃないのね。人間の想像力ってすごい。
【PARTⅡ DID YOU MOVE?】
冒頭から夫役の明戸さんにツボりました。
だって「ゴッドファーザー」のテーマがこよなく似合いそう!(爆)
しかし下品で粗野で乱暴な(by『CFY』のアイリーン)男の妻は、上品な雰囲気はあるけれどとてもおどおどした女。
妻役の団こと葉さんは『キャッツ』のディミータぐらいしか記憶がなかったが、そんな気弱な雰囲気がよく出ている。
人間の役もいいじゃないですか(笑)。
ところで団こと葉さんって芸名だと思っていたら本名で、しかも「コトバ」と読むのね。
芸名でもインパクトあるのに本名とは、きっと一回で名前を覚えてもらえたに違いない。
そんな内気な妻が夫が食事を取りに行った隙に空想の中で好き勝手なことをする…、
この設定がとても楽しかった。
その好き勝手場面はバレエで表現されるのだが、
なんかもう選曲がドンピシャすぎて最高でした。
衝撃的だったのは「アルルの女」の「ファランドール」が使われたこと。
最初は妻一人のソロだったのが、途中から突如他の客や従業員も一緒に踊り出すのもまた楽しい。
どのタイミングで使われるかはこれから観る人のお楽しみのために伏せておきますが、一言だけ。
涙が出るほど楽しかった!
前幕に引き続き登場の菊池さんと満さんお疲れ様です。
満さんは首にソーセージをぶらさげたせむし男の従業員だったが、なかなかのコメディアンぶりがおちゃめ。
ドン・コルレオーネな夫に難癖をつけられて「カネロニ!」「パン!」と応戦する従業員の人、
どうもなまってるなあと思ったら張春紅さんと言う中国の方でした。
しかしやけに存在感があって面白かった。日本語の発音頑張れ!と応援せずにいられない。
…おや、あのボサボサ金髪頭のウェイターは望月さん?『ACL』ポールから床屋に行ってなさそうですね(笑)。
ピストルのロシアンルーレットのところはお腹を抱えて笑わせていただきました。
この幕はレストランの従業員客に至るまで皆さんかなり役作りをしていると見えて、ダンス以外のところもかなり楽しかった。
一番の萌え…、いやツボはウェイター長の吉元和彦さん。
聞いたことのない名前だと思っていたら元四季の人だそうで、今回は客演ということになるのかしら?
どこがツボかと言いますと、それがアナタ(誰?)、私の好きなエロ渋おやじ系なのですよ(爆)。
しかも妻の空想の中でデュエットで踊っちゃったりするのだが、またそれが実に優雅で様になっていること。素敵ィ~♪…とウットリしたことを告白します。
…はっ、ウェイター長のもう1人は脇坂さんだ!?
うわあ困ったなあ。脇坂さんももちろん観たいけど、そうすると吉元さんが観られない…。
人間、楽しすぎても涙が出るんだなあと感動しながら終了。
休憩時間中、久々にじっくりとキャスト表とプログラムを照らし合わせた程でした。
長くなったのでパート3の感想はエントリーを改めます。
と言うより、観てから1日も経っていないのにこんなに感想が書けるとは自分でもビックリですわ…。
ご参考までにPARTⅡで使われた曲を。
…「ペール・ギュント」よりアニトラの踊り
…「エウゲニ・オネーギン」よりワルツ
…「アルルの女」よりファランドール
演奏はバーンスタイン指揮のニューヨーク・フィル…、すげえ!
「歌舞伎座昼→夜の順で感想まとめて、『コンタクト』はその後にするかあ」と思っていました。
しかし今、『コンタクト』の感想を先に書こうとしています。
それだけものすごい衝撃を受けてきました。
こんな感覚、汐留で初めて『オペラ座の怪人』を観たとき以来です。
だから同じ日に歌舞伎座夜の部のチケットを押さえたのを一瞬後悔しました。
できればあのまま家に帰りたかった…。
もっとも歌舞伎座に足を踏み入れたらちゃんと歌舞伎モードに切り替わりましたので、ご心配なく?
キャストを確認すれば、オペラ座ばかり観ている私でもダンスのエキスパートを集めたとわかる顔ぶれがすごい。
ヤッホー(死語)、菊池さんと脇坂さんがいるぞー!
でも脇坂さんは昨日出てなかったぞー(涙)!←『アイーダ』でラストスパート中です
その他大塚さんと望月さんが金髪になっていたり、私好みのエロ渋おやじを発見したり…、感想うまくまとまるか不安だ。
ちなみに「ダンスプレイ」という言葉に気をとられて、まったく台詞がないと勘違いしていたのは私です。
…これはネタばれではないよね?いやタイトルがネタばれ?
【PARTⅠ SWINGING】
「ブランコに乗る女」と言う役があるからには実際にブランコが登場するんだろうなあ。
…幕が開いてみれば、本当に天井からブランコが設置されていた。
芝居を上演するために作られた劇場でないと、こう言うことはできないよなあ…と妙な感心をしてみる。
そのブランコに乗る女(以下「貴婦人」)はクリスティン・ゼンダーさん。
東京の『夢醒め』以来名前を見かけなかったが、お元気だったようで何より。
ゴージャスふりふりなドレスがよくお似合いで、日本人が着るとああもうまくフィットしないだろう。
貴族は私のプチ萌え(笑)菊池さん。整った顔立ちに貴族の格好がお似合いですわ。
この幕では貴族は特にしどころがないが、こう言う風情で見せる役がいいのはベテラン菊池さんならでは思う。
ブランコを揺らす召使は満寧さん。
えーっと『南十字星』に出ていたのか。『キャッツ』ではマキャヴィティ、…うん納得。ガタイいいもんね。
実はこの日1回目のビックリが満さんの身体能力。
貴族がワインを取りに行った後、召使は貴婦人と一緒にブランコに乗るのだが、その乗り方がすごい!
それだけでも賞賛に値するが、そこから後が…「うわあお!」って感じ。
まあ要するに、昼間からそんな大胆な…というところでしょうか。
地面に足の裏をつけるだけがダンスじゃないのね。人間の想像力ってすごい。
【PARTⅡ DID YOU MOVE?】
冒頭から夫役の明戸さんにツボりました。
だって「ゴッドファーザー」のテーマがこよなく似合いそう!(爆)
しかし下品で粗野で乱暴な(by『CFY』のアイリーン)男の妻は、上品な雰囲気はあるけれどとてもおどおどした女。
妻役の団こと葉さんは『キャッツ』のディミータぐらいしか記憶がなかったが、そんな気弱な雰囲気がよく出ている。
人間の役もいいじゃないですか(笑)。
ところで団こと葉さんって芸名だと思っていたら本名で、しかも「コトバ」と読むのね。
芸名でもインパクトあるのに本名とは、きっと一回で名前を覚えてもらえたに違いない。
そんな内気な妻が夫が食事を取りに行った隙に空想の中で好き勝手なことをする…、
この設定がとても楽しかった。
その好き勝手場面はバレエで表現されるのだが、
なんかもう選曲がドンピシャすぎて最高でした。
衝撃的だったのは「アルルの女」の「ファランドール」が使われたこと。
最初は妻一人のソロだったのが、途中から突如他の客や従業員も一緒に踊り出すのもまた楽しい。
どのタイミングで使われるかはこれから観る人のお楽しみのために伏せておきますが、一言だけ。
涙が出るほど楽しかった!
前幕に引き続き登場の菊池さんと満さんお疲れ様です。
満さんは首にソーセージをぶらさげたせむし男の従業員だったが、なかなかのコメディアンぶりがおちゃめ。
ドン・コルレオーネな夫に難癖をつけられて「カネロニ!」「パン!」と応戦する従業員の人、
どうもなまってるなあと思ったら張春紅さんと言う中国の方でした。
しかしやけに存在感があって面白かった。日本語の発音頑張れ!と応援せずにいられない。
…おや、あのボサボサ金髪頭のウェイターは望月さん?『ACL』ポールから床屋に行ってなさそうですね(笑)。
ピストルのロシアンルーレットのところはお腹を抱えて笑わせていただきました。
この幕はレストランの従業員客に至るまで皆さんかなり役作りをしていると見えて、ダンス以外のところもかなり楽しかった。
一番の萌え…、いやツボはウェイター長の吉元和彦さん。
聞いたことのない名前だと思っていたら元四季の人だそうで、今回は客演ということになるのかしら?
どこがツボかと言いますと、それがアナタ(誰?)、私の好きなエロ渋おやじ系なのですよ(爆)。
しかも妻の空想の中でデュエットで踊っちゃったりするのだが、またそれが実に優雅で様になっていること。素敵ィ~♪…とウットリしたことを告白します。
…はっ、ウェイター長のもう1人は脇坂さんだ!?
うわあ困ったなあ。脇坂さんももちろん観たいけど、そうすると吉元さんが観られない…。
人間、楽しすぎても涙が出るんだなあと感動しながら終了。
休憩時間中、久々にじっくりとキャスト表とプログラムを照らし合わせた程でした。
長くなったのでパート3の感想はエントリーを改めます。
と言うより、観てから1日も経っていないのにこんなに感想が書けるとは自分でもビックリですわ…。
ご参考までにPARTⅡで使われた曲を。
…「ペール・ギュント」よりアニトラの踊り
…「エウゲニ・オネーギン」よりワルツ
…「アルルの女」よりファランドール
演奏はバーンスタイン指揮のニューヨーク・フィル…、すげえ!
by piramasa
| 2007-01-08 13:02
| 芝居感想