宝塚星組東京公演感想、の総括
星組の東京公演は11日に千秋楽を迎えるが、私は2月2日に一足先に自分の千秋楽を迎えました。
東京宝塚劇場で、星組「エル・アルコン」「レビュー・オルキス」を観ること3回。
大劇場も含めると4回観ましたが、大劇場で観た時の感想を読み返すと結構辛辣なことを書いていたのに苦笑しました。
と言うのは、東京では観る度にツボが増えていきましてねえ。
ツボが増えた理由は他にもあります。
贔屓目と言われればそれまでですが、星組は老若男女(殴)が個性派揃いなのが素敵です。
そしてトップの安蘭さん(以下「とうこさん」)は、いみじくも星組のセールスポイントを「団結力」と評しました。
原作を読んだ今、「エル・アルコン」を宝塚で舞台化するなら今の星組が最適なのは、必然だったのかなあと思います。
「エル・アルコン」については原作(「七つの海七つの空」「エル・アルコン」)を読んだことが影響しているかもしれない。
読むなら観る前と観た後のどちらが良いかと問われたら、…難しい。
キャラクターの設定がしっかりしているし、読まなくても大丈夫と言えば大丈夫。
原作ではギルダのエピソードが外伝扱いになっていたが、うまくメインに持ってきたなあと思う。
反面ティリアンとニコラスのエピソードがほとんど描かれていないのが残念。
まあ宝塚で上演するとなるとやむを得ないのかもしれないけれど。
だから終盤でニコラスがティリアンと共に死んでいく場面、ここは原作を読んでいた方が断然泣ける。
加えてニコラス役の綺華れいさんがこの公演で退団とくれば、二重に泣けるってものです。
数少ないながら綺華れいさんで一番印象に残っているのは、博多座の「シークレット・ハンター」でやったマックス。
途中逃げるジェニファーに叫ぶ「プッリンセスぅぅぅぅぅ…」の力の入りっぷりが楽しかった。あまりの力の入りっぷりに、客席から拍手が起きたぐらい…。
話は戻りまして。
それでも歴史を題材にしたミュージカルだと、衣装も装置もゴージャスでいいですね。
特に「エル・アルコン」は今まで観た中で一番セリを活用しているのと、群舞のシーンが多いので1階より2階で観た方が楽しめた。
なにしろ星組の皆さんたら、揃いも揃って大時代な衣装がお似合いなんですもの。
特に柚希さんと立樹さん。そのまま日比谷の町を歩いても違和感なさそう(笑)。
だから?「スカーレット・ピンパーネル」が楽しみです。
あと印象に残るのは曲。覚えやすい曲ばかりなのと、ミュージカルの常套手段「同じ曲をアレンジを変えて繰り返し使う」のが実に効果的だった。
冒頭の「エル・アルコン」のテーマは、舞台を目いっぱい使った群舞の大迫力に目を奪われ、とうこさんの歌声の素晴らしさに耳を奪われ、久々に「ザ・タカラヅカ」なシーンを観たとさえ思いました。
ちなみに2月2日に観た時のとうこさん、絶好調と言っても過言じゃありませんでした。私はやはり…声フェチです。
「レビュー・オルキス」
大劇場で観た時の感想は「テーマ曲が覚えづらい!」でした。
通算3回目の観劇でようやく覚えられましたよ…。
覚えたら覚えたで、「エル・アルコン」のテーマと共に頭の中でハードリピートされているのは現金と言おうか何と言おうか…。
もっとも私の場合、レビューで使われている既存のタンゴの曲名を思い出すのに必死だった、というのもありました。
使われていたのは確か、「淡き光に」「エル・チョクロ」「ラ・クンパルシータ」。
ロケットの曲に「エル・チョクロ」のフレーズを使っていたのが、個人的にツボでした。
「ラ・クンパルシータ」は男役さんが燕尾服で登場。
そのビジュアルは正に「じゅるっ」(←よだれを拭う音)もしくは「ブーッ!」(←鼻血を出す音)って感じ。
ああ、いい目の保養だった…。←バカ
ところで2月2日に観た回は、チ●ットファンの貸切公演と言う事で幕間の抽選会と終演後にとうこさんへのミニインタビューつき。
この日の司会はなんと中井美穂さん。
どうやらこの日までに何回か観ていたようで、インタビューの内容は結構的確だった…と思う。
でも幕間にレビューのネタばらしをするのはやめませんか、中井さん…。
そして実は私、…この抽選会でなんと、とうこさんのパーソナルカレンダーが当たりました。
実はこのカレンダー自体、大劇場に行った時に買っていたのです。
だから当たらなくても特にガッカリしないからいいや…と思っていたらこれだよ(笑)。
しかも最後の賞品が、月組「ME AND MY GIRL」のSS席ペアチケット。
「どうせ当たるならこっちの方が…」と思ってしまったことを告白いたします。
しかし家に帰って改めて眺めてみたら、
もらってきたカレンダーにはなんと、とうこさん直筆のサインが!
…そりゃそうだよね、貸切公演の抽選会の賞品だものね。
その日、とうこさんに懺悔してから眠りについたのは言うまでもありません。
さーて、次は「赤と黒」か。
しかし、とうこさんがかねてから希望していた役・演目だけに、大阪のチケットは望み薄の状況。
東京公演が取れますように…。
東京宝塚劇場で、星組「エル・アルコン」「レビュー・オルキス」を観ること3回。
大劇場も含めると4回観ましたが、大劇場で観た時の感想を読み返すと結構辛辣なことを書いていたのに苦笑しました。
と言うのは、東京では観る度にツボが増えていきましてねえ。
ツボが増えた理由は他にもあります。
贔屓目と言われればそれまでですが、星組は老若男女(殴)が個性派揃いなのが素敵です。
そしてトップの安蘭さん(以下「とうこさん」)は、いみじくも星組のセールスポイントを「団結力」と評しました。
原作を読んだ今、「エル・アルコン」を宝塚で舞台化するなら今の星組が最適なのは、必然だったのかなあと思います。
「エル・アルコン」については原作(「七つの海七つの空」「エル・アルコン」)を読んだことが影響しているかもしれない。
読むなら観る前と観た後のどちらが良いかと問われたら、…難しい。
キャラクターの設定がしっかりしているし、読まなくても大丈夫と言えば大丈夫。
原作ではギルダのエピソードが外伝扱いになっていたが、うまくメインに持ってきたなあと思う。
反面ティリアンとニコラスのエピソードがほとんど描かれていないのが残念。
まあ宝塚で上演するとなるとやむを得ないのかもしれないけれど。
だから終盤でニコラスがティリアンと共に死んでいく場面、ここは原作を読んでいた方が断然泣ける。
加えてニコラス役の綺華れいさんがこの公演で退団とくれば、二重に泣けるってものです。
数少ないながら綺華れいさんで一番印象に残っているのは、博多座の「シークレット・ハンター」でやったマックス。
途中逃げるジェニファーに叫ぶ「プッリンセスぅぅぅぅぅ…」の力の入りっぷりが楽しかった。あまりの力の入りっぷりに、客席から拍手が起きたぐらい…。
話は戻りまして。
それでも歴史を題材にしたミュージカルだと、衣装も装置もゴージャスでいいですね。
特に「エル・アルコン」は今まで観た中で一番セリを活用しているのと、群舞のシーンが多いので1階より2階で観た方が楽しめた。
なにしろ星組の皆さんたら、揃いも揃って大時代な衣装がお似合いなんですもの。
特に柚希さんと立樹さん。そのまま日比谷の町を歩いても違和感なさそう(笑)。
だから?「スカーレット・ピンパーネル」が楽しみです。
あと印象に残るのは曲。覚えやすい曲ばかりなのと、ミュージカルの常套手段「同じ曲をアレンジを変えて繰り返し使う」のが実に効果的だった。
冒頭の「エル・アルコン」のテーマは、舞台を目いっぱい使った群舞の大迫力に目を奪われ、とうこさんの歌声の素晴らしさに耳を奪われ、久々に「ザ・タカラヅカ」なシーンを観たとさえ思いました。
ちなみに2月2日に観た時のとうこさん、絶好調と言っても過言じゃありませんでした。私はやはり…声フェチです。
「レビュー・オルキス」
大劇場で観た時の感想は「テーマ曲が覚えづらい!」でした。
通算3回目の観劇でようやく覚えられましたよ…。
覚えたら覚えたで、「エル・アルコン」のテーマと共に頭の中でハードリピートされているのは現金と言おうか何と言おうか…。
もっとも私の場合、レビューで使われている既存のタンゴの曲名を思い出すのに必死だった、というのもありました。
使われていたのは確か、「淡き光に」「エル・チョクロ」「ラ・クンパルシータ」。
ロケットの曲に「エル・チョクロ」のフレーズを使っていたのが、個人的にツボでした。
「ラ・クンパルシータ」は男役さんが燕尾服で登場。
そのビジュアルは正に「じゅるっ」(←よだれを拭う音)もしくは「ブーッ!」(←鼻血を出す音)って感じ。
ああ、いい目の保養だった…。←バカ
ところで2月2日に観た回は、チ●ットファンの貸切公演と言う事で幕間の抽選会と終演後にとうこさんへのミニインタビューつき。
この日の司会はなんと中井美穂さん。
どうやらこの日までに何回か観ていたようで、インタビューの内容は結構的確だった…と思う。
でも幕間にレビューのネタばらしをするのはやめませんか、中井さん…。
そして実は私、…この抽選会でなんと、とうこさんのパーソナルカレンダーが当たりました。
実はこのカレンダー自体、大劇場に行った時に買っていたのです。
だから当たらなくても特にガッカリしないからいいや…と思っていたらこれだよ(笑)。
しかも最後の賞品が、月組「ME AND MY GIRL」のSS席ペアチケット。
「どうせ当たるならこっちの方が…」と思ってしまったことを告白いたします。
しかし家に帰って改めて眺めてみたら、
もらってきたカレンダーにはなんと、とうこさん直筆のサインが!
…そりゃそうだよね、貸切公演の抽選会の賞品だものね。
その日、とうこさんに懺悔してから眠りについたのは言うまでもありません。
さーて、次は「赤と黒」か。
しかし、とうこさんがかねてから希望していた役・演目だけに、大阪のチケットは望み薄の状況。
東京公演が取れますように…。
by piramasa
| 2008-02-08 23:09
| 芝居感想